パステル画の魅力
パステルはいろんな画材の中でも、最もシンプルで純粋な画材です。顔料本来の美しさをそのまま生かす事ができ、色彩や鮮度の輝きは、光が当たると乱反射をし、一層際立って見えます。そのやわらかい肌合いは独特で他の画材にはない素晴らしいものです。
特徴の中でも際立つのは、乾式の彩色画であるため、油彩水彩にくらべ色彩の経年変化が少なく、美しい画面が長く保たれます。
直接、手で持って描けるという簡便さから、油彩の下絵や、水彩の補足、デッサンなど広く用いられていますが、パステル独自で描かれている作品は、パステル画として、ひとつのジャンルが確立されています。
パステルは色と線を同時に表現する事が出来ます。美しくて豊潤な色を得ようと、アクリル絵具で堅固な下地をつくり、重ね塗りをしたり、こすったり、けずったり、描線のわずかな隙間から覗く下の色を利用して透明感を出すなどの、多層パステル技法に、今トライしています。
絵の本質や表現の力を探求するには、充分なものです。
(藤原 光雄)
美しい発色、描くも消すも自由簡単…出会ってからはパステル一筋、あっという間に十数年経ちました。
例えば肌色と水色のような暖色と寒色を手の平でキャンバス上で直接混色させてできる無限のグラデーションを目のあたりにした時の鳥肌が立つ感覚を今も鮮明に覚えています。
ドガや印象派の多くの作品もパステルで描かれた事を知り、近代洋画に親しみを覚えました。
私は人物をテーマにしていますが、この彩種でモチーフの光と影、変化する色彩を追い求めていきたいと思います。
(牧野道子)
絵心の無い私が、パステルがどんな物かも知らないまま、ひょんなきっかけで地域住民向けの教室に参加したのがパステルとの出会いでした。
紙とパステルがあれば描けるので、初心者には取っ付き易い画材です。軽〜い気持ちで始めたパステルですが、一旦足を踏み入れたらその表現力はとても奥が深くて、抜け出せなくなりました。
(北野さつき)
私とパステルとの出会いは10年程前になります。
サクラクレパスのクレパス画教室に参加した時、色の塗り重ねで、新たに色をつくりだす事に面白さを感じ、その後 松田先生の教室で先生のきれいな色づくりの魅力に取り憑かれました。(魔法の指)です。
パステルのきれいな色に魅力を感じます。
(森光眞智子)
パステルに限らず、日々の、流れていく生活の中て、絵を描いているときが、私にとって、本当に至福の時間なのです。
鉛筆や、木炭を使う時は、色彩の取り合わせとか、何も考えずただ手を動かして、いくだけで楽しい。
油絵の具は、筆で、ペタペタするのが、子供の時のようで、楽しくてたまりません。
水彩画は、手強い。でも、水というのが、人間の身体に、沁みていくようで、なんとも心地良い。
そして、パステルは、その深い、美しい色合がたまりません。
お手軽なのも魅力です。紙があれば、筆も、水も、オイルもいらないのです。
それに、パステルの仲間との出会い。
楽しいだけじゃない、いろいろ、それは、もう刺激的です。充実した毎日です。
(久保君代)
描きたいと思った時に直ぐに描く事が出来るのが魅力です。道具や場所、準備がほとんどいらなくて描き直し修正もし易い。油絵や水彩画には無い優しくて柔らかい色調が自分に合っていて描くのが楽しいです。大きい号数から葉書大まで自由に描けるので時間を忘れてしまいます。
パステル画をはじめたきっかけは、数十年前に松田先生の手解きを受け、今回、先生が未だお教室を持ってらっしゃるのを人づてに耳にし、申し込み参加させていただいた次第です。どうぞ宜しくお願い致します。
(野村宣子)
パステル協会に入ったきっかけ
パステルのイメージは子供の頃に描いたクレヨンを想像していたので、メルヘンチックの絵だろなあ〜と思い、この会の展覧会に行ったところ、衝撃を受けました。これは油絵だ! 筆を使わず指だけで、なんとリアルに描かれている! 感動しました。その時、直感で私も描きたい思ったのがきっかけです。先輩方は経験豊富であちこちで活躍されていますが、私のようなパステルの画材を初めて見たというものもいます。
(竹田靜香)
初めてパステル画を拝見したのは随分昔。20年前位、県立美術館の別館で見た時の衝撃は忘れません、
大作ばかりでしたが油絵を描いていた私はこれは何と言うのですか?と受付で聞いた事でした。え?私の概念と余りに違いショックでした。
画材を買ってみたものの、なかなか手強いと思いながら3年位は別のカルチャ的な教室で通い、グループ展で自分の納得する作品をと思って、松田教室に入会。間もなく現代パステルに出品しても、紙やパステルも知らない。まあ、何とか今は60才からスタートして約20年に成りますが、なかなか思うように描けません、しかし手と目が動くあいだは頑張ります❗なにより手軽で時間があれば、身近な静物やスケッチをして自己満足していますので、諦めないで頑張りましょう。
(清水恵美子)
パステル作家協会
パステル作家協会のホームページです。

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